Before (改善前)

図面上には、よくR0.2という表示が見られます。このR0.2というのは、切削工数がかかりチップ欠けも起こりやすいとされています。その結果、チップのサイズも小さくなるので、送り速度が抑えられ、加工時間を要します。

V

After (改善後)

そこで、写真の様にチップのサイズをR0.4に変更することで送り速度を早くすることができ、加工時間も大幅に短縮されます。チップノーズRが大きくするだけで、大幅に工数削減・コストダウンが可能となる提案事例と言えます。

POINT(要約)

シャフトを初めとする機械部品の端面の加工においては、Rの形状が指定されている場合があります。しかし、多くの場合、設計者の方が慣例でRサイズをしている場合が多くあります。しかし、加工までを考慮してRのサイズを決めなければ、加工を行った結果、想定よりもコストアップを招く場合があります。シャフト製造を検討中の方は当社にお問い合わせください。