Before (改善前)

インペラハブなどをはじめとする駆動系部品では、ギア形状を伴う製品がほとんどで内径部に対してギア加工が求められることも多々ございます。一般的に我々受託加工会社の中では、内径部分にギア形状をとなると、ギアシェーバーで加工をするというのが一般的です。しかし、加工時間がかかる為、部品のコストアップを招く要因とも言えます。

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After (改善後)

そこで、当社では鍛造加工において内径ギアの加工を組み込む様に提案をしています。当社が扱う製品の場合には、塑性加工でシャフトやハブ大まかな成型を行うことが多く、オール切削で行う場合と比較してコストダウンが可能となります。そこで、この鍛造工程に内径ギアの加工を組み込み、コストダウンをご提案しています。

POINT(要約)

切削加工と鍛造加工では、公差の追い込みができる数値という点に差があります。例えば冷間鍛造では公差0.07~0.08mm程度の精度だしが可能ですが、この数値以下の加工となるとホブ盤での加工となります。つまり、内歯で0.07~0.08mm程度の寸法公差の場合には鍛造加工で成型を、0.01~0.05であれば機械加工での加工を検討することがコストダウンにおけるポイントです。