Before (改善前)

シャフト製品の加工においては、テーパー形状の加工が求めらえることが多々あります。1/10のテーパー指定のある製品で図面指示上には研磨(Gマーク)があったが、テーパー研磨行うとなると手間がかかってしまいます。

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After (改善後)

そこで、テーパー部を旋盤加工へと変更するご提案をしました。1/10のテーパー精度であれば、当社のプログラム技術とNC旋盤であれば加工が可能であり、確認をいただいた際には面粗さも問題ないとのことで加工時間を大幅に削減することに成功しました。研磨工程時間 30本ロットで2時間~3時間のところすべて無くすことができました。

POINT(要約)

シャフト品の表面は相手部品との兼ね合いがあるため、高い面粗度が図面上にしていることが多くあります。ただし、面粗度が高いからと言って、研磨仕上げにこだわると単純なコストアップを生むため、充分な検討が必要です。最近では加工技術の発達により旋盤でも高い面粗度の加工が可能となっています。そのため、Gマークを付けるときにも十分に検討が必要です。