Before (改善前)

こちらは、段付きシャフトに対して内径部にギア加工を施す場合、図のように段付き部分を抑えて、加工を施すことが一般的であると言えます。そのため、工程としては、丸棒材もしくは熱間鍛造品に対して、
① 旋盤で「 段差を付ける 」をつける加工を施す。
② 次に内径部に対してギア形状を施す、フェローによる加工を行う。
③ 旋盤により、段差を削り落とすという工程を挟みます。
その為、全3工程を施し、フェローを行う為の段差を確保し、そこを再度削り取るという工程が入る加工となります。

V

After (改善後)

そこで、当社では図のように元々の段付き形状に対して「段差を大きく持たせることができないか?」という提案を行い、
① 旋盤で「 段差を付ける 」をつける加工を施す。
② 次に内径部に対してギア形状を施す、フェローによる加工を行う。
の全2工程で完結することが可能となります。

POINT(要約)

段付きシャフトの場合には、製造プロセスにおいてチャッキングをいかに行うか?という点が問題となる場合があります。当社では、これまでの実績から単純な段付き形状から内径ギア加工・キー溝加工等、シャフトへの多岐に渡る追加工の実績があり、様々な提案が可能となっています。お困りの製品がありましたら、まずはお問い合わせください。