Before (改善前)

写真の製品は、従来機械加工で製作を行っていた製品となります。写真を見て頂くとわかる通り、油穴が8つ存在している為、量産工程に入った場合、機械加工で行うと加工時間を要する為、コストアップ並びにリードタイムの面でデメリットのある加工方法と言えます。

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After (改善後)

そこで、量産となった際に、当社よりプレスによる油穴の加工を提案しました。この結果、1時間当たり400~500個の加工が可能となりました。従来の切削での加工を行う場合と比較して30個程度が限界となるので、大幅なコストダウンが可能となります。※カムスライドの金型の提案を行うことで一発での加工が可能となります。

POINT(要約)

シャフト品等の製造においては、試作→量産へと流れていく際に、精度を保証しつつ、加工方法の再検討が必要な場合が多々あります。こちらの製品の場合にも、油穴の加工がネックとなり、時間当たり30個の生産に止まっていたところ、プレス加工に置き換えることで約15倍の生産量を実現できました。図面上において同じ製品であっても加工方法は様々ですので、受託メーカーに相談し、最適な方法の検討は必須と言えます。