Before (改善前)

シャフトに対する横穴の位置測定を行っていました。
上図のようなやり方でA、Bの差を測定し、その差をズレとしてみることで横穴の位置測定を行っていました。
デメリット:ワークの向きを変えるのが重労働

V

After (改善後)

そこで、専用ダイヤルゲージを製作し、測定基準の丸棒までの高さを測定する様に変更。A、Bの値の差を求める測定対象を定盤上の測定ブロックの上に置く工程がなくなるので、定盤上で転がし、上下反転させることでA・Bの高さ測定が可能となります。パートの女性等でも測定が可能となります!

POINT(要約)

高精度なシャフトの製作においては、様々な検査が必要となる場合があります。専用ゲージを製作する場合もありますが、数万個の量産品でない場合には、ゲージを都度製作するとコストアップを招きます。さらに、当社が得意とする大径シャフト・長尺シャフトは重量もある為、検査に時間を要します。そこで当社では測定方法を都度考慮することで、工数並び作業性・コスト面で最適なご提案が可能となっています。