Before (改善前)

上の図のようなタップ加工においては、切子が通るスペースの確保がポイントとなります。こちらの製品の場合にはφ16mmのタップ加工径に対して、φ16.8mmのテーパー部しか確保をしておらず、切子が排出されず、タップ山が削れ、不良の原因となっていました。

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After (改善後)

そこで、18mm超のテーパー角に設計変更を行うことで、切子の排出ができるように提案をしました。この結果、問題となっていたタップ山の不良の原因を解消し、品質の安定を実現しています。

POINT(要約)

タップ加工などの切削加工を行う場合には切子が原因で品質不良を起こす場合があります。そのため、切子の逃げ道を確保するなど、いくつかのポイントを抑えつつ、加工品の形状を設計することがポイントと言えます。